2003年5月 生協労連刊

生協労連とともに生きた33年

描いた書いた駆けた

まんが・カット&著 鈴木 彰


TOPに戻る
    <も く じ>
 発刊にあたって
  生協労連中央執行委員長 桑田富夫
 まえがき
  みなさんありがとう      鈴木 彰
 まんが・カットの部

   

 著述の部
 大学生協における労使関係(私論)
                      1969

 生協らしい再建とは?
 
経営破綻を克服するために 1996
 2人の父への挽歌     2000
 残したい4つの思い    2002 

 鈴木彰著述・著作・執筆分担一覧
 鈴木彰の歩んだ道

まえがき みなさんありがとう

 生協労連のご厚意で、私の「まんが・カット・著述集」の発行が実現したことを心から感謝しています。

 サブタイトルの「生協労連とともに生きた33年」は、私が生協労連の専従役員として勤めた期間をさしていますが、随分長かった33年間も、いま振り返るとアッという間のことのように思えます。

 出会った仲間たちの数は、とうてい数え切れません。たえず新しい課題を突きつけてくる激動の情勢は、仲間たちに艱難辛苦をあたえました。裏切りや訣別もありました。しかしその分だけ、大きなよろこびとかけがえのない友情をいただきました。

中央執行委員を一緒につとめた仲間に限っても、阿久津正、有馬利光、阿部正男、宇草吉政、大野万里、竹内政人、橘健三、中田勇次郎、濱元国昭、横山次男、鷲足益男の各氏がすでに入寂。私を暖かく励まし導いてくださった安藤政武、井野隆一、大谷正夫、勝部欣一、佐藤日出夫、鈴木勝、中林貞男、美土路達雄、柳春幸、山本秋などの各氏も旅立ってしまいましたが、みんなでつくりあげてきた歴史は、いまも生きて進行中です。私はこの本を、これらの故人も含めて歴史をつくるすべての仲間にささげたいと思います。

「まんが・カットの部」への添え書き

 いつの間にこんなに描いたのかと思うほど多くのまんが・カット・レタリングが溜まっていました。たたかいの日々に、ビラやパンフ、ポスターのためにつくったものです。ぜひ見ていただきたいもの、宣伝活動の中で役立ててほしいものなどを選んで「まんが・カットの部」としてまとめました。

 生協労連の旗、機関紙「生協のなかま」や季刊「生協労連」のロゴや題字、旗を振るマスコット「CLU」くんなどなど、いま思えば光栄なのですが私の作品です。裏表紙にカラーで掲載した「春闘ワッペン」を描くのは、毎年の私の楽しみでした。

「著述の部」への添え書き

 69年から96年まで、生協労連の大会議案や春闘方針案の執筆を担当しました。生協運動の「3つの民主制」、生協労働者の「2つの使命」などの定式化、組織強化5カ年計画の策定や、「セ・パ両リーグ」のたたかいの模索など、全国現場の仲間の実感を確かめながら、実に楽しいしごとでした。

 「著述の部」には、私が単組の委員長だった時(69年)に初めてまとめた生協論・生協労働者論と、生協労連書記長として最後にまとめた(96年釧路での講演)危機の時代の生協経営論、全労連副議長として社保協機関誌に書いた(00年)介護制度論的エッセイ、生協労連の仲間が私のために開いてくれた「囲む会」(02年)でのお礼のあいさつの4本だけを収録しました。

その他の主な著述・著作については巻末に一覧を掲載しましたので、ご覧のうえ本文も紐解いていただければ、これに過ぎる幸せはありません。